2017年2月20日月曜日

ミュンヘンの平和会議でメルケルがトランプ批判

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎20/‎02/‎2017‎‎-15:53:11)17日から3日間に渡ってドイツのミュンヘンで開催される第53回安全会議の2日目では、メルケル独首相は出席していたマイク・ペンス副米大統領に対し、イスラム世界との互換的協力強化を奨励してトランプとは全く異なる考えであることを表明した。メルケルは「どんな国も世界の問題は一国では解決できない」「世界的な大きな危機には我々はみんな一緒であるならば立ち向う事が出来る」と発言し、トランプの「米国がまず先」とするエゴイズムに対抗して見せた。メルケルは話の中で英国の欧州離脱(Brexit)がトロンプに賞賛されながら行われたことを残念がって話した。

最終的にはマイク・ペンスは米国はヨーロッパの最大の支持者であり北太平洋条約機構(NATO)のメンバーの求めに応えて、最大の支援国であり続け米大統領選挙中のトランプの発言は忘れるようにすべきだと答えている。しかし、この米大統領選挙中の公約が守られないというのも、フランスの大統領選挙運動でフィヨン氏の宣言した約束を反故にした態度と相似しているわけで、ともに民主主義を馬鹿にしたものであろう。事実トランプが米国のジャーナリストを尊厳しないことが批判されていた。これにはメルケル独首相は「報道の自由が民主主義の一つの柱であって、ジャーナリストを尊厳しなければならない」とトランプの不正直なメディアに対する発言を指摘して、本会議の合い間にジャーナリストの質問に答えている。

【参考記事】
http://www.lemonde.fr/europe/article/2017/02/18/a-munich-merkel-affiche-sa-difference-avec-trump_5081799_3214.html
https://www.google.fr/search?q=A+Munich+Merke+Trump&oq=A+Munich%E3%80%80Merke%E3%80%80Trump&aqs=chrome..69i57j69i64l2.21581j0j8&sourceid=chrome&ie=UTF-8#q=+Munich+Merkel+Trump
http://www.francetvinfo.fr/monde/usa/presidentielle/donald-trump/sommet-de-munich-angela-merkel-lance-un-appel-aux-etats-unis_2065339.html
http://actu.orange.fr/monde/videos/sommet-de-munich-angela-merkel-lance-un-appel-aux-etats-unis-VID0000002jnvQ.html