2017年2月23日木曜日

架空雇用で フィヨン一は仏議会公金横領疑惑 ペン一派は欧州議会公金横領起訴

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎23/‎02/‎2017-12:31:02)22日、仏極右派系国民戦線(FN)マリーヌ・ペンの官房室長チェリー・レジェー(Thierry Légier)と、2017年の仏大統領選挙候補マリーヌ・ル・ペン総裁の選挙責任者カトリーヌ・グリセ(Catherine Grise)の2人がヨーロッパ議会の架空雇用での公金横領・背信汚職の罪で起訴された。カトリーヌ・グリセさんはル・ペン総裁の欧州議員アシスタントとして報酬を受けていたというもの。チェリー・レジェー氏はル・ペン総裁のガードマンであった。各種仏メディアが報道した。2月初めからの「共和党」(LR)のフィヨン元首相の妻ペネロップさんはフランス議会アシスタントとして受けた報酬7500万円の架空雇用疑惑で仏公金横領罪が問われている。仏国から受けた公金をフランス議会へ返済要求する抗議運動はフィヨン候補の行き先で市民はナベ釜を叩いて批判している。



マリーヌ・ル・ペン総裁へのパリ検事による予備調査は昨年12月15日から開始されていた。右派系列の民法テレビTF1の20時のニュースに出演した総裁は、この起訴事実を否定し仏大統領選挙出馬を邪魔するものであると、裏に警察の調査が意図的であったと批判ている。これはマリーヌ・ル・ペンFN総裁も「共和党」のフィヨン元首相も架空雇用の公金横領罪を悪いとは考えてなく、今仏大統領選挙を前にして事件が暴露されているのが可笑しいという見方で、これはフランスの保守メディアのニュース報道姿勢と同じ視覚である。

【参考記事】
http://www.ouest-france.fr/politique/marine-le-pen/assistants-parlementaires-la-cheffe-de-cabinet-de-marine-le-pen-mise-en-examen-4816281
http://www.europe1.fr/societe/assistants-parlementaires-fn-la-directrice-de-cabinet-de-marine-le-pen-catherine-griset-mise-en-examen-2985323

https://www.google.fr/search?q=pen&oq=pen&aqs=chrome..69i57j69i60l3j69i65l2.7344j0j8&sourceid=chrome&ie=UTF-8#tbm=nws&q=marine+le+pen%E3%80%80Catherine+Griset
http://www.leparisien.fr/faits-divers/la-chef-de-cabinet-de-marine-le-pen-mise-en-examen-que-lui-reproche-la-justice-22-02-2017-6703260.php