2017年4月25日火曜日

仏大統領選挙 第二次投票予想でマクロン勝利の世論調査を信じるな


(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎25/‎04/‎2017-9:45:46)メランションはマクロン支援を指名宣言してなくて、メランションの最側近によると選択はおのずから知れたものとしてメランション支持者の自由な判断に委ねた。そのことで各党の第二次投票への影響が世論調査会社が数字を出している。正確な数字は忘れたがかなり高い%でマクロンを支持に回るようだ。24日夜のテレビ(BFMTV)ではこの件で、インターネット新聞の「メディアパー」のプレネル会長や知識人層と学生・労働者にも人気のあるリベラション紙のなジョフラン編集局長が出席し、右派系紙ではヴァリュー・アクチュエルの政治編集局長やパリジアン紙の政治局長などでデバ(論争)が行われた。ルペン支持に回るのが一番多いのはフィヨン支持者のようです。フランス人を分断し人種差別や宗教的な違いで差別するマリーヌ・ル・ペンのFNの性格を歴史的に正しく認識し、これに欧州全体で防衛を組む必要があるだろう。非常事態なのだとの認識を緩和させるメディアや世論調査会社の無責任な報道を心配する。フランソワ・オランド仏大統領はそのFNのルペン防衛を宣言しマクロンに投票しようと言っている。確かにマクロンは若くて不安なところもあるかもしれないが、正体を隠した極右派は歴史を通して変わってないのだとプレネルはイタリアの例を挙げて話している。


敗北したフィヨンの支持者の中でキリスト教派でサルコジ政権下の住宅相クリスチャン・ブッタンがルペン支持を宣言しています。フランスの貧しい層や南東部の地方部にルペン支持者が多くその地方で大統領選挙後の議員選挙を考えると自分の選挙支持者獲得のことから、フィヨンのマクロン支持とは裏腹にルペン支持に回ったような人もいます。しかしフィヨンがマクロンを支持宣言しても、サルコジ「共和党」(LCの議員らはもはやフィヨンやサルコジを信頼できない。フィヨンの候補指名は有名無実なのである。

テレビデバでは、例えばマクロンが予選勝利を勘違いしてモンパルナスのレストランで食会を催したことなどはシャンゼリゼにあるフーケツで勝利宴会をやったサルコジの事件を思い出させるもので印象をわるくしたとか、第二次投票予想が世論調査会社によって出されているが、この数字は信じてはいけないとか。プレネルとジョフランの話が一致しているところが多かった。

その意味は国民戦線FNはこの世論調査の数字に入ってこない、つまり今回投票しなかった人たちがそこに流れる可能性が多いということです。プレネルはマクロンは安心してはいけないのでもっと人々の中に入って汗を流さなければいけないとも語っている。
5月7日の決戦投票ではルペンと2倍近い差でマクロンが勝利すると予想されて報道されているが、これに安心はできないということである。