このフィヨン首相のクリスマスの行動が暴露されたためなのか、8日午後の議会にはフィヨン首相の名前が指名されて説明を求められたが、欠席していた。その時刻にエジプト家族旅行をしていることを認める声明をだしているとメディアは伝えた。
フィヨン首相はチュニジアのジン・アビディン・ベンアリ前大統領の側近のジェット機を利用していたミッショル・アイオマリ仏外務大臣(カナール・アンシュネが暴露)をかばってサルコジ大統領と共に2度も支持声明を出していた矢先の出来事であった。本人が既に誤った政治家の手本を示していたわけなのか外務大臣を責めることはできなかった模様。言行共にフランス国民の信頼を完全に失った。
これら政府要人たちの公私混同した逆さまに転倒した世界が当たり前のようになってきている状況の手本は、サルコジ氏が大統領に当選した2007年のパリのシャンゼリゼ大通りにある高級レストランのフーケツでの宴会とその直後のマルタ島への、財閥バンサン・ボロレ氏によるジェット機と豪華帆船の招待旅行に起因していると指摘するものもいる。
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