現在プリメールに立候補しているのはジュッペ、グザヴィエ・ベルトラン元労働相、フィヨン元首相である。他に元農水産相ブルノ・ル・メールなどもプリメールに出るかもしれないが、正式にはサルコジはこのプリメールにまだ立候補を出していない。
プリメールに出て論議(デバ)ともなれば、サルコジの過去が批判される。それは2012年のサルコジ候補の大統領選挙運動資金の二重帳簿事件であり、これで膨大な資金隠しをやった請求書偽造だ。これが党内幹部から内部告発されてジャン・フランソワ・コッペ前議長は辞任した。国民運動連合(UMP)全体を下品ならしめたビグマリオン事件だ。その他にカラチ事件、ベッタンクール事件、アジベール判事使用の裁判所情報盗用事件、タピ優遇私設裁判事件、テレビ局長任命事件など数限りない疑惑が渦巻いている。
サルコジはこれが論議される場所に近づきたがらないのである。側近の言うのには過去を見るバックミラーは欲しないと考えている。新スタイルで季節毎に過去を脱ぎ捨てて、新しいページをめくるのがサルコジの作戦になっているらしい。
【参考記事】
Son retour à peine annoncé, Sarkozy mis en garde par Juppé
MIS À JOUR : 19-09-2014 21:47
-CRÉÉ : 19-09-2014 19:28
http://www.metronews.fr/info/son-retour-a-peine-annonce-sarkozy-mis-en-garde-par-juppe/mnis!VogyMdL6KJD6/