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2月24日、サルコジ大統領と会見したアイオマリ(MAM )仏外務大臣は、「辞任を話した」のか? |
これはつまりMAM外務大臣が同伴者であるオリエ国会連絡相(マルメゾン市長で、10年に渡るカダフィとの友好議員グループ協会会長)のしてきたことを、つまり独裁者カダフィはリビアの国民の代表であってこの代表と自分たちは外交をやってきたことがなにが悪いのかと正当化したわけである。
「リビアは今のところまだいくら死んだか正確にはわからないのでフランスが率先してどうこういえるものではない。今日の午後にONU国連で14時から会議を開くのでそこで決める。サンクション(制裁)はコペンハーゲンの国際犯罪裁判所(C P I )で決める」と語った。サルコジ大統領にも自分にも夫にも責任はないといいたかったようだ。
ミッシェル・アイオマリ外務大臣は昨年クリスマスから新年にかけて両親と同伴者オリエ国家連絡相とのチュニジアへの家族旅行で独裁者ベンアリ側近からジェット機や豪華ホテルの恩恵を受けていていた。これに多くの批判が野党や与党内部から独裁国チュニジアの民衆の苦しみに同苦しないものだとして批判されていた。
MAMの両親はベンアリ側近の不動産私立管理会社に巨額の投資署名をこの旅行期間中にしている。
フランスの政治家汚職暴露の専門新聞カナール・アンシュネによると、チュニジアの革命勃発寸前にベンアリと内務大臣にこの家族旅行で秘密裏にMAMは会談していたことが現地紙で暴露されているという。そこでは独裁者ベンアリがMAMにチュニジア国内の暴動鎮圧に協力してほしいと要請した話があったという。
ミッシェル・アイオマリ外務大臣(前内相、元防衛相、MAM)は国会での再三にわたるチュニジア家族旅行問題の質疑では、これを全面的にチュニジアの暴動など知らなかったといいきってきていた。
これに対しMAMの両親の話によると、この家族旅行はベンアリ側近にフランスから、冬の休みにどこかいいとこないかと電話して、旅行の手筈を依頼していたことが明かされてしまったのがカナール・アンシュネに掲載された。
MAMが国会で質疑に答えて発言していた、「偶然にチュニス飛行場でベンアリ側近の実業家と会い旅行先が同じタバルカ(Tabarka)だから同乗しないかといわれて好意をうけたのだといっていたのが嘘であったことがばれてしまっていた。
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