2011年1月17日月曜日

チュニジア革命前夜に、仏アイオマリ外相はチュニジア警察に支援の提言


フランスのミッシェル・アイオマリ外務大臣(元国防相)は1月11日、チュニジア警察に対し暴動鎮圧の「フランスのやり方を伝授しよう」と提言していたことで、ジン・アビディン・ベンアリ大統領の独裁政権を支援するような発言は控えるべきだと批判されていた。反資本主義新党(NPA)代表のオリビエ・ブザンスノ氏は、「明らかに、12月中旬からすでに70人近くがチュニジアで殺害されているが、その圧政する側にたった発言であることは明らかだ」として、同大臣に対し「謝罪するか辞任すべきだ」と批判していた。
このアイオマリ発言に関してはチュニジア革命勃発の14日、フランス国営放送・テレビA2の夜の延長ニュース特別番組において、重大な事件であるので話しておきたいと、司会者の制止を振り切ってあるチュニジア出身のジャーナリストから紹介されて一躍多くの視聴者が事実を知ることになった。