22日、国際通貨基金(IMF)前専務理事ドミニク・ストロスカーン(DSK)氏は婦人のアンヌ・サンクレールさんと共に、サルコジ大統領の相談役で原稿を書いているアンリ・グゥエノ大統領官邸特別諮問官とメディアに対して告訴を提出した。アンリ・グゥエノ氏は最近のテレビ出演(11月18日、Paris Premièreの番組 Zemmour et Naulleau)で発言し、「DSK問題は私生活の問題ではない」「私生活と犯罪とにまたがったている」と話していた。最近の売春事件を扱った各種週刊誌のカバーにストロスカーン氏の行き過ぎた写真の使用があったためだ。
ストロスカーン氏の弁護士側の訴えは、フィガロ紙、エックスプレス誌、ヌーベル・オブセルバトワール誌、パリマッチ誌、VSD誌などの客観的に正当なすべての情報は除外した上で、リヨン地方の№2の警察幹部などが関係してフランス第3の公共建設会社が支払ったと見られるリールの高級ホテル・カールトンでの売春事件に関連して、ドミニク・ストロスカーン氏の名前が中心人物に使用されてメディアのリンチにあっていたとするもの。
ニューヨークでのドミニク・ストロスカーン氏の刑事訴訟は最終的に終わったが、パリ裁判所は2003年にジャーナリストで作家のトリスタン・バノンさんが受けたとされる性的暴力を問題にしている。
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