2011年11月2日水曜日

南仏カンヌG20、「借金は誰が払うのか?」アルテルモンディアリスムのアタックが抗議デモ

11月3日4日の南仏カンヌでのG20を前に1日14時からアルテルモンディアリスムのメンバーがこれに圧力をかける抗議運動を展開した。警察側は2000人を動因したと報道されているが、アルテルモンディアリストたちは完全に平和運動なので自分たちには無関係な措置だとしている。仏国営ラジオ・フランス・アンフォはアルテルモンディアリスムのアタックのスポークスマンであるオウレリー・トゥルベさんにインタビューした。一部以下に紹介する。


アルテルモンディアリスムは新自由主義の政治・経済・社会体制の方向転換と隠れた論議を発見・提出し人権と社会正義の再構築を目指す広範な運動である。



Q-あなたたちは何をマニフェスタションで要求するのか?

-財政危機の借金は中心的な責任者である金持ちや銀行が払うべきで、労働者・失業者・学生・退職者などが払うのではない。財政投機に税金を掛けることでスペキュラションに歯止めをかけることを提案する。また、世界的な公共事業への財政投資を提案する。パラディ・フスカル(企業や金持ちへの特別優遇税)の廃止は、これまで長い間にわたりG20は約束はしたが何もしてないので、私たちはその撤廃を要求している。

Q-仏独は、あなた方が要求している財政投機に税金を掛ける措置は確かに歴史的なものではあるがこれを仏独も認めているので、あなた方は満足ではないのか?

-多くのG20の国はこれに反対しているし、欧州の国でも反対している。G20では全員一致でないと決定しないので、誤魔化されてはならない。これを各国がそれぞれ一方的に宣言することを要求している。ドイツは宣言したがフランスは宣言してない。我々は宣言とは別に行動すべきことも要求している。

Q-アルテルモンディアリスムの運動で何が変わるのか10年に運動はなるが?

我々の運動では財政危機の借金が我々が払うのではないようにする、このことで世界中に「オキュパン」とか「憤慨せよ」など実に多くの、G20の動きに反対する運動が起こっている。

-フランスには100ほどの委員会組織がある。ドイツには3万人の活動家がいるし、スペインは1千人がいる。運動は進展しているが大きなメディアでは話題になってない。

-私たちは、今回のG20では誰が借金の責任者なのか?誰が借金を払うべきなのか?を問うのです。前には分裂の危機もあったが、現在アタックは多様性を持ってまとまってみんなで闘っていく方向にある。