2011年1月16日日曜日

チュニジア大統領の亡命先 飛行機が急旋回し仏から方向転換?謎の道ゆき

2011年1月14日午後にチュニジアのジン・アビディン・ベンアリ大統領がフランスへ向けて亡命しているというニュースが入った。これは中東の衛星テレビ局アルジャジーラからの報道によると「ラジオFrance Info」はいっていた。チュニジア空港で乗客が夕刻にこの飛行機が茜色に染まる空に飛び立った写真を撮影していた。




ンアリを乗せた飛行機は北に向かいマルセイユ近くまで来て急に旋回して方向を転換した。それからマルタ上空を通りぬけ一路サウジアラビア王国へ向けて飛んでいったと14日夜のフランス国営放送・テレビA2では報道された。いったいどのような事情で亡命先が変更になったのか。なぜ急旋回して行き先が変わったのか?謎が残った。

この説明は難しいが、一応こういうことらしい。先ずはベンアリを乗せた飛行機はフランスに向かった。

フランス在のチュニジア大使館に庇護を求める予定でいたらしい。フランスの警察が同大使館前にバリケードの柵を置いて警戒にはいっていた。

飛行機の到着は21時30分にパリの北東部10キロほどにあるブルジェ飛行場が予定されていた。これを知った在フランスのチュニジア人が飛行場に集まってチュニジア国家を歌うなどして抗議している。

大統領官邸エリゼ宮殿ではサルコジ氏がフィヨン首相を呼んで協議に入っていたらしい、が、フランスは長年の友好国でサルコジ大統領の就任初の外国訪問先であったチュニジアの大統領を受け入れないことに決めたと後になって発表されている。

その理由はいろいろ並べられている。例えばベンアリの身の安全が保証できないなどが上がっている。しかしマルセイユ近くで飛行機は方向転換したことは詳しく図式して見せても、どうして飛行機が先ずはフランスに向かったのか?また迂回しサウジアラビア王国に飛んだのか?の肝心な説明はフランス国営放送・テレビA2では明解ではなかったようだ。

サウジアラビア王国に向かった飛行機は深夜過ぎに到着している。