2016年解体開始予定だったフランス最古の原発基地フッセンハイムは未だに操業している。このほどフランス議会に提出されたレポーによると解体の費用が50億ユーロ(約750億円)と高くつき現在の経済状況を鑑みて解体を先に延期することが望まれるとしている。同レポートは国民運動連合(UMP)と社会党(PS)の議員二人が作成したもので国会で論議される。これに対しセゴレーヌ・ロワイヤル環境相は50億ユーロというのはおかしいと談話をラジオ・フランス・アンテールで出した。
2012年の計画では2025年には現在の電気の原子力依存率75%に対し50%まで引き下げ、電気の消費量も2050年には2012年比で50%減にすることを計画していた。