30日の仏上院議会議長を選ぶ国民運動連合(UMP)党内のプリメールでは80票を獲得したジェラール・ラルーシェ氏の完全な勝利となった。主な対候補のサルコジ前大統領に支援されたジャンピエール・ラファラン元首相はわずか56票しか獲得できなかった。国民運動連合(UMP)党内でのプリメールで上院議会の議長はほぼ決定的となる。ラルーシェ氏はパリ西部近郊のランブイエ市長で2008年にも上院の議長を務めている。獣医でもある。
昨日29日は三分の一の上院議員の入れ替え改選で国民運動連合(UMP)党が躍進し、上院議会では左派を上回る結果をだした。
昨日29日は三分の一の上院議員の入れ替え改選で国民運動連合(UMP)党が躍進し、上院議会では左派を上回る結果をだした。
今回の上院議長を決めるUMP党内プリメールの判断は大事である。
これでサルコジがどうして2017年の仏大統領選挙でUMP内プリメールを嫌って立候補宣言を引き伸ばしてきたのか、回避しようとしているのかがわかった。ラファランの二の舞を踏むのをわかっていて恐れていたからである。
30日のプリメールでは80票を獲得したジェラール・ラルーシェ氏の完全な勝利となった。
早くから上院議員議長に立候補していたジャンピエール・ラファラン元首相はサルコジに支援されていたが56票しか獲得できなかった。フィリップ・マリニー氏は7票。フランス上院議員のUMPの全票数は145票。
この結果は30日のUMPの党内予選選挙(プリメール)では上院議長には、サルコジ支持のラファランではなくて、やはり上院議長にふさわしい人物として疑惑の影のある人物との付き合いのないラルーシェ氏が選ばれた。ここに上院議員たちの民主主義 を求める高い判断があったといえる。
これでサルコジがどうして2017年の仏大統領選挙でUMP内プリメールを嫌って立候補宣言を引き伸ばしてきたのか、回避しようとしているのかがわかった。ラファランの二の舞を踏むのをわかっていて恐れていたからである。
30日のプリメールでは80票を獲得したジェラール・ラルーシェ氏の完全な勝利となった。
早くから上院議員議長に立候補していたジャンピエール・ラファラン元首相はサルコジに支援されていたが56票しか獲得できなかった。フィリップ・マリニー氏は7票。フランス上院議員のUMPの全票数は145票。
この結果は30日のUMPの党内予選選挙(プリメール)では上院議長には、サルコジ支持のラファランではなくて、やはり上院議長にふさわしい人物として疑惑の影のある人物との付き合いのないラルーシェ氏が選ばれた。ここに上院議員たちの民主主義 を求める高い判断があったといえる。
フランスでは上院の機能は下院の見直し機関で、上院が拒否しても差し戻しで下院が採決すれば法案は通ってしまう。そのために、最近は上院議員は国民から直接選ばれたものでもなく金のかかるものだとの考えも報道されていた。
しかし、今回のような国民の監視の行きにくいことに知識人や有識者で構成されている上院議員の目が光っていたといえる。
フランスの国民は忙しい。サルコジの支配するメディアや有料新聞が流すニュースも多い。サルコジ任命の局長やレジが作っている国営テレビを毎日見させられている。これらをいちいち吟味していることは残念ながら非常に困難な状況になっている。
例えばフランス人でもビグマリオン事件やタピ事件、カラチ事件、ベッタンクール事件、カダフィ事件、サルコジ・ヘルゾーグ・アジベール判事電話盗聴事件などサルコジが絡む複雑な事件が多くそれらの内容を理解する人は多くはない。
真実を伝えようとするメディアはあるが、それは主流ではない。
しかし、今回のような国民の監視の行きにくいことに知識人や有識者で構成されている上院議員の目が光っていたといえる。
フランスの国民は忙しい。サルコジの支配するメディアや有料新聞が流すニュースも多い。サルコジ任命の局長やレジが作っている国営テレビを毎日見させられている。これらをいちいち吟味していることは残念ながら非常に困難な状況になっている。
例えばフランス人でもビグマリオン事件やタピ事件、カラチ事件、ベッタンクール事件、カダフィ事件、サルコジ・ヘルゾーグ・アジベール判事電話盗聴事件などサルコジが絡む複雑な事件が多くそれらの内容を理解する人は多くはない。
真実を伝えようとするメディアはあるが、それは主流ではない。