2011年1月31日月曜日

シラク前仏大統領婦人「アルツハイマーではない」と夫の健康でメディアに抗議 

1月31日、「ヨーロッパ1」の朝の放送に出演した前大統領婦人ベルナデット・シラクさんは30日の「日曜新聞」(JDD.)掲載の記事でシラク前大統領はアルツハイマー(Alzheimer)だと書かれたことで「絶対に受け入れられない」ことだと怒っている。医者はアルツハイマーではないといっている。婦人によると年齢は78歳になっていて昔のようではない。最近のシラク氏は高齢のためかもしくは事故での頭部の血管の問題か知らないがしばしば記憶がかすんでいることがある。またうまく歩けない。前にはなかったことだが怒りっぽくなっていると語っている。これは一般的な高齢化の症状としていえることであるがとして、しかし夫は大統領でもあったので好き勝手なことを(新聞に)いわして置く訳には行かないといっている。

-3月7日の裁判には出廷できるのか?

彼(シラク前大統領)は行くといっている。できると答えている。

-パリの裁判がナンテール裁判所で一括されて行われるが?心配はないか。どういう事件だか知っているか?

フランスの大統領が法廷に出るのは最初だが心配はしてない。これは国家的な事件でパリ市庁舎架空雇用の事件であることは知っている。これで自分が深く傷つき心配していないとはいいがたい。今わたしがいいたいのはプレスが大統領の威厳さを縮小化するような私生活の尊厳が全くない表現で、裁判所に引き出すことが許されない。

今日、1月31日はカラチ仏人殺害事件の担当検事であるルノー・バンリュインベック判事が潜水艦売り込みでの調査を担当するかどうかが決まる日だ。

当時、シラク前大統領に対立していたバラデュー元仏首相やその支持者の中心人物であった当時の財務大臣として潜水艦売り込みの調印をしたサルコジ現大統領がアゴスタ潜水艦のパキスタン政府への売り込みで、フランス国政府要人へと逆戻りした手数料(レトロコミッション、汚職)疑惑に関係したとされるフランソワ・レオター元国防相の裁判出頭が今日なされる。

こんな重大な事件を前にして、「ヨーロッパ1」のシラク婦人への質問ではこれは素通りしてしまったのはサルコジ大統領のラジオだといわれているためなのか。