2012年12月13日木曜日

仏の反貧困国家会議 アイロー仏首相は女性的特性を指摘

貧困は経済危機による原因も考えられるが、社会的財政的公共援助計画の縮小化という政治的な配慮が減少化したことにもよる。1996年に国連の女性権委員会が提出した性的特性の観点を考慮した貧困排除計画と政治的な要因が必要になってきている。11日、反貧困の国家会議が終了しジャン・マルク・アイロー仏首相は連帯を約す大綱を発表した。その中で貧困と不安定は性的特性を持つもので女性がその対象になってきたと話した。

2010年のフランスでは平均給料の60%以下の人は女性では14.1%いて、男性では12.8%であった。欠損家庭では10分のほぼ9が母親1人で子供と住んでいた。

貧困と社会的排除の国家監視局(Onpes)によると貧困率は35%でそれは家族平均の2.5倍だとしている。

収入もフランスでは女性が男性の27%少ない。

パート労働の30%は女性で男性は6%である。

サラリエの場合でも80%の女性がパート労働者となっている。したがって老後年金も男性の40%以下しか女性は支給されない。

国際赤十字委員会(CICR)の発表した2012年10月のレポートによると、女性の貧困は2001年の50%に対して10年後の2011年では57%と欠損家族の拡大と共に大きくなってきているのだという。

パリ近郊都市イル・ド・フランス地方の貧困情報局(Mipes)によると2009年の首都で家がない者の39%が女性であったと報告されている。同局によると家のない女性の少なくとも35%は配偶者による暴力を受けている。彼女たちは路上生活者となり性差別の不平等の中で貧困が拡大している。


【参考記事】

CONFÉRENCE CONTRE LA PAUVRETÉ. La précarité a un genre: il est féminin

http://leplus.nouvelobs.com/contribution/735240-conference-contre-la-pauvrete-la-precarite-a-un-genre-il-est-feminin.html


ÇA VOUS REGARDE : LE DÉBAT : PAUVRETÉ : LE GOUVERNEMENT DÉGAINE SA CONFÉRENCE


http://www.lcp.fr/emissions/ca-vous-regarde-le-debat/vod/142147-pauvrete-le-gouvernement-degaine-sa-conference/christine-kelly-etienne-pinte-regis-juanico-michel-godet-arnaud-ardoin