2018年2月3日土曜日

北朝鮮の核爆弾開発と日本の創価学会の相似性  仏国営テレビで考える

核の軍事利用は良くないが平和利用なら許されるといって、安倍晋三首相の核開発に合意したのは創価学会の池田大作だった。言ってみればこれは奇妙な発言だったのです。この大先生の池田の発言に魔を受けたために公明党は自民党を支持したのである。2011年3月の福島原発事故の悲劇は、核の平和利用でも起こることを見せつけたのです。核の魔性を平和利用の内に隠したというのは、北朝鮮の大統領三代に渡る核原子爆弾開発と大変に似ている。これは創価学会の池田の核の平和利用ならば福島原発事故は起こらないという考えを見事に裏切っている。北朝鮮の核爆弾開発と池田の核開発の平和利用には大変に共通する危険な核の脅威が隠されていたのである。昨日(2018年2月1日)フランスの国営放送テレビA2で、北朝鮮特集番組が二本ほど放送されました。その初めの方の北朝鮮の核爆弾に関する番組を紹介したいと思います。北朝鮮の原子力開発研究の軍事利用がソ連に拒絶された後で、今度は平和利用だと金日成は言い直して、1965年に再度ソ連からレアクターを北朝鮮は下請けするのに成功した。北朝鮮にはこの金日成の時代から世界の戦争はこれからは核爆弾になるとの認識があったというのです。これが現在の北朝鮮の核爆弾実験の騒ぎに繋がるその最初の始まりであった。しかし、ソ連の原子炉では勉強にはなったがうまくいかずに、北朝鮮国内に豊富にあった自然のウラニュームを使用できる英国式の原子炉を入手する。これで原子爆弾が作れることになった。

1992年の5月11日に原子力施設安全局の初の視察を受けた。この時に英国から持ってきた原子力システムが完全に運転されていたので視察・検察官は納得しこれを承認したという。1992年に再度の抜き打ち検査で、プラトニュームが非合法的に作られていたことがわかり、その後サテリットから寧辺の原子爆弾製造基地が発見された。

1994年にクリントンの時に米国が3万の軍隊増強をソウルに送ると発表した時も、北朝鮮はロケット造りを止めるから、プラトニュームの増殖を止めるからと嘘の言い逃れで時間稼ぎをした。その年の7月に金日成が死亡して、金正日が後を継ぐ。オイルショックの70年80年の時代には、経済逼塞する北朝鮮では山岳地帯でのパボ栽培でヘロインを多量に作り、外交官保護権を悪用しイタリアのマフィアらと組んで資金洗浄がなされていた。

2005年9月25日にはブシュは北朝鮮の資金洗浄を中止させるために銀行封鎖で経済制裁をした。2006年10月9日に北朝鮮は初の原爆実験が行われ、ブッシュのイラク侵攻の時期でもあって、これで米国に対し抗議したのだと見られている。


これ以降は北朝鮮は開き直っていて核の原爆開発を隠すことはなくなって、むしろ原子爆弾造りのプラトニューム増殖を検察官にも挑発的に開示するようになっているという。2011年12月金正日が死亡。中国は政治的に穏健な金正男を擁立しようとするが、2017年2月にマレーシアのクアラルンプール飛行場で二人の女性に神経中毒ガスを浴びせられて気絶し直ぐに死亡する。現在の金正恩は金日成の原爆政策を引き継ぐ非常に危険な気性の激しい人だと紹介されている。

このフランス国営放送テレビA2で紹介された北朝鮮の原子爆弾製造の野望が現実化するなかには、大きな嘘があったことが指摘されている。それは原子爆弾を作るのに核の軍事利用ではなく平和利用ならば許されるという誤魔化しであった。これは反戦・反核を掲げた創価学会・公明党が、池田大作の核の軍事利用は駄目だが平和利用ならば許されるという宣言から、福島の原発事故の悲劇が起こっているのと似ている論理だからである。