2015年9月19日土曜日

バルツ仏首相がサルコジ批判 欧州の難民危機は サルコジのリビアの空爆で問題化

サルコジのリビアに関する宣言は、サルコジが2011年にリビアを空爆を決定したことと無関係であると宣言し、どちらかと言うと現在のオランド仏大統領が先頭に立っている国際社会はヒステリー的で、リビアは政治的安定は非常に良くないと断定した。この事に触れて、マニュエル・バルツ仏首相は、このサルコジの宣言は大変な傲慢さの証拠であると指摘した。サルコジのリビア空爆は早急になされたもので、リビアの破壊のためであったその後のリビア建設が視野にはいってなかた。サルコジによる早急なリビア空爆の結果がこの夏からのアフリカ移民の氾濫で地中海で遭難する人々が続出しているのである。その責任逃れをするために自己防衛の発言が必要なのであろう。(パリ=飛田正夫2015/09/19 1:55日本標準時 )

マニュエル・バルツ仏首相は18日訪問先のストックホルムで、サルコジ前仏大統領のシリア空爆への政府への批判に答えて話した。サルコジは、イスラム主義国家組織(EI)から数ヶ月かかって奇跡によって解放されると思わせているのは幻想で騙しているのであって、責任性ある証拠をだしていないと批判していた。

これに対しバルツは、サルコジは今では空爆の総攻撃を我々に提言している。一体サルコジにはどういう思想の整合性を持っているのだろうか?サルコジのやったリビアへの奇襲空隙の傲慢さこそ、歴史に書き残される。こういう歴史を繰り返し手はいけないと記者会見で指摘した。他紙の売り上げ下降の中で唯一上昇しているフランス南西新聞がいち早く報道している。


【参考記事】
http://www.sudouest.fr/2015/09/18/intervention-en-syrie-valls-repond-a-sarkozy-qui-a-perdu-le-sens-des-realites-2128334-4705.php
Intervention en Syrie : Valls répond à Sarkozy qu'il a perdu "le sens des réalités"
http://www.leparisien.fr/politique/nicolas-sarkozy-face-aux-lecteurs-du-parisien-j-ai-des-regrets-17-09-2015-5101963.php

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17 Sept. 2015, 19h34 | MAJ : 17 Sept. 2015, 22h46