ウィキリークスによると昨年亡くなったボンゴ大統領は、300万ユーロ(約45億円)の公金横領をしていただけでなく、フランス側にも利益をもたらしていたという。中央アフリカ諸国銀行(BEAC)からボンゴの指示で、ガボン人フィリップ・オウドゼンベ氏がフランスのソシエテ・ジェネラル(SG)銀行に5億ユーロ(約750憶円)移すことで問題が発覚されたらしい。
2009年6月のボンゴ死後4日目に同米大使の外交通達文書は出されたという。ボンゴ前大統領のガボンでの葬儀にはサルコジ大統領もシラク前大統領ともどもに出席していた。
皮肉なことに、ボンゴ大統領の葬儀の折りにはサルコジ大統領は記者会見してイランの民主化を叫ぶ反対勢力の中心者ムサビ氏を支持する発言をガボンからしている。そしてアハマディネジャド大統領に対しては厳しく批判したのはサルコジ大統領であった。
同米国大使は告発の真実性の確認手段は無いとしながらもフランスの政治家も横領資金で利益をこうむっていると語っている。
フランスは最近になって以前からしばしばメディアを騒がしていたボンゴ大統領など3人のアフリカの大統領のフランスでの誇大な資産の調査が始まっていたが、この件に関しては問われてなかった。
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