2016年1月31日日曜日

スエーデンで外国人や難民に 覆面・マスクの人種差別グループが暴行

(パリ=飛田正夫2016/01/31 13:22日本標準時)30日、スエーデン警察はネオ-ナチスとウリガンと関係があると見られる覆面やマスクをした黒装束の50人から100人ほどの男たちが合流し、ストックホルムの中心街で外国人や難民に暴力を加え負傷させたと発表した。また、ストックホルムでは批判の声を浴びる中で、反ファシズムの活動家たち200人ほどによる首相の辞任と難民の国外追放を急ぐ要求行為もあった。スエーデンの内務大臣は30日、人種差別グループが公共の場で怨念を増長させ恐怖を与えたと非難した。これは社会の心配すべき変化であって、権力で対応すると言っている。人権団体などではこの暴力の団体や個人の所在を突き止めるべきだと言っている。

被害者は誰一人として報復をおそれたのか、告訴しているものはないという。2015年には163000人が難民受け入れを申請している。その内の35000人は未成年で家族がいないという。スエーデンでは、かってない難民の流入に11月には国境での統制を実施した。昨年にスエーデンに来て、難民申請を出していた半数が拒絶されたか今後に拒絶されて、国外退去になる。