2011年6月10日金曜日

シリア制裁=国連安保理、ロシアは審議に反対を主張

6月9日、ロシアの外務大臣は「この国の状況は、我々の見解では世界の平和と安全を脅かすことにはなってない」としてシリア制裁に関するすべての国連安全保障理事会の審議に反対すると発言した。ロシア外務省のルカシェビッチスポークスマンによるとシリア政府は重大な改革をしようとしているというものでその執行に猶予を与えないといけないとしている。一方、リビア空爆はフランスのサルコジ大統領が英仏で国連に呼びかけて国際社会の数カ国が参加したものだが国連決議1973は必ずしも遵守されずに多くのリビア市民が殺害された。今回のシリア制裁決議案もこの前例を危惧する国も多い。





トルコ側へ安全を求め避難するシリア人が増えている。シリアのバッシャール・アサド大統領に抗議した後で政府体制からの弾圧を恐れて移動しているシリア北西部のトルコ国境がわではこころよく受け入れをしているという。しかし人権擁護団体はシリア政府を厳しく罰しないことを残念がっている。毎回抗議のデモがあるたびにアサド体制は軍隊を派遣してきて衝突し多くの男女子供にも逮捕者がでている。

8日、常任理事国5つの内の英仏2カ国が推進し、ドイツ、及びポルトガルと共に国連安保理に民衆を弾圧するシリア政府の弾劾案を提出した。ロシアはリビア制裁の「国連議決1973」では国連の拒否権を使用しなかったが棄権に回っていた。

「国連議決1973」は2011年3月17日に国連安全保障理事会で決議されたリビアの空爆で市民保護を規定した議決だが必ずしも守られてなく、国連軍下の空爆で多くのリビアの市民が犠牲になっていて泥沼化している。リビア人が両陣営で10000人から15000人も殺害されていて大量市民虐殺の問題になっている。

7日英国の外務大臣は国連安全保障理事会で演説し、イランはシリアのアサド体制が民衆を弾圧するのに武器の援助を与えていると批判した。イラン側からは英国などの内政干渉の性格が批判されてきていた。

(参考記事)
Syrie : Niet de la Russie à une résolution de l'ONU sur la Syrie | International | Radio-Canada.ca

http://www.france24.com/fr/20110609-syrie-resolution-onu-texte-quinze-pays-membres-juppe-cameron-rice-russie