2015年1月28日水曜日

アウシュヴィッツ収容所解放70周年記念追悼式 ナチスドイツが証拠隠滅で破壊した死体焼却炉近くで灯火

アウシュヴィッツ の収容所の解放はソ連の赤軍の先鋒を担ったウクライナ軍であった。1月27日午後3時過ぎからアウシュヴィッツ の収容所のあるポーランドで解放70周年の記念式典が欧州など49カ国の首脳が集まって開催された。しかし主賓は生き残りのユダヤ人たちで参加した300人の中の代表3人が追悼講演をした。その中で米国から来たロマン・ケント氏の話は特に心に響いた。それは「我々は我々の経験した過去を自分たちの子供たちに経験させたくないのです」と語ったことである。ここで150万人近くが消えたのではなくて、殺害されたのだと表現している。

殺害はナチスの人種差別政策と反ユダヤ主義あり、ジプシー、ホモ、精神病患者、ハンディキャップ、婦女子などはアウシュヴィッツ の収容所に到着するとすぐに医者メンゲレなどの手によって仕分けされて、ガス室で殺害され焼却所で始末されたという。長期にわたりチャーチルもアイゼンハワーもこの大量虐殺がおこなわれている事実を知ろうとしなかった。レイモンアロンもドゴール将軍もユダヤ人殺害の事実を積極的に承認していなかったようである。多くのこれまでに知られてないことが今回の70周年記念では明るみに出ている。

欧州の首脳陣がこの日1月27日にアウシュヴィッツ 収容所に集った、解放70周年記念日の式典にはドイツのメルケルさんは
大統領を代行に送ってきたが彼女は出席していませんでした。ポーランドの空を雪が舞うこの収容所に設けられたテントの中で開催された追悼70周年記念集会では、慰霊の行進もあり、夕暮れの雪の中で参加者が一緒になってナチスが証拠隠滅のために破壊した死体焼却炉の残骸が残る建物の近くに設けられた記念碑前で灯火を捧げました。一方、1月の11日には7日にイスラム主義者に射殺された風刺画週刊紙チャルリー・ヘブドの記者たちの追悼行進がパリの共和国広場でありました。これにオバマ米大統領 は出席していなかった。このことで彼は大きな禍根を残すと見たのか、謝罪して後に、代行ジョン・ケリー米国務長官をフランスに送ってイスラム主義者の犠牲になったパリの現場をロラン・ファビウス仏外相と廻り追悼しました。11月の行進に参加できなかったことを謝罪する言葉もありました。米国のこの態度は良かったと思っています。現場に顔を出すことの意味は大きい。これを隠すことはできない。これら二つとも共に人間の尊厳と自由が危険になっている事件でした。【参考記】http://franettese.blogspot.fr/2015/01/70_28.html
アウシュヴィッツ収容所解放70周年記念追悼式 

①今回のルーマニアのアウシュヴィッツ収容所開放70周年記念はこれが最後の参加になる方がほとんどであるから、是非ともメルケルさんにも出席してほしかった。アウシュヴィッツ の収容所の生存者が300人ほどが参加して、その代表3人が演台にたち話しました。②ロシアのプーチン大統領は出席が予定されてましたが来ませんでした。今回報道されたのでは、赤軍がこの日1月27日にアウシュヴィッツ の収容所を開放したのですが、その先方を担っていたのはウクライナ兵であったということです。ソ連軍の眼中にはアウシュヴィッツの収容所の囚人には余り関心がなくこれにかまわずに、戦争で勝つためにベルリン陥落を目指して行進していったということでした。③パリのマレ地区にはアウシュヴィッツ の収容所へ送られた記念館があり、そこの建物の壁に人名が刻まれていて多くの未公開資料も保存されている。ここでこの日1月27日の午前中にフランソワ・オランド仏大統領が追悼式をした。報道によるとかって大統領でこの追悼記念をしたのはジスカールとシラクでサルコジはしなかったと伝えられている。オランドはこの日の午後にはルーマニアのアウシュヴィッツ 収容所へと向かった。ここに欧州各国の首脳陣が集まった。そしてアウシュヴィッツ 収容所の生存者たちと追悼の式典をおこなった。これらの出席の事実は非常に重大なことなのだ。④日本の安倍晋三首相や天皇もこのアウシュヴィッツ 収容所とは日本は無関係だというのではなく、何らかの形ちで参加すべきであった。それが第二次世界大戦のナチズムや日本軍国主義の犠牲者への真摯な弔いの姿なのである。


Il y a 70 ans, le 27 janvier 1945, l’armée rouge libérait le camp de concentration d’Auschwitz-Birkenau, en Pologne, où plus d’un million de personnes ont été exterminées par le régime nazi.
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