2011年6月10日金曜日

ラガルド仏経済相=IMF専務理事候補に「タピ事件」や「中国・インド・ブラジル」が障害

6月9日、クリスチーヌ・ラガルド仏経済相はブラジルとインドを訪問して次期国際通貨基金(IMF)専務理事の選挙候補支持を断られた。その後で中国を訪問したが明確な支持の答えがなかったことから6月10日の立候補者届け締め切りまでにブリックス(BRICS)のブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカから統一候補を立てるのではないかと推測されている。現在のところは唯一の対抗馬はメキシコ中央銀行のオーガスタン・カルスタンス氏である。


6月10日にはフランスの共和国裁判所がクリスチーヌ・ラガルド経済相をベルナール・タピへの権力濫用の調査要求申請で審議を開くことになっている。

タピ事件はリヨネ銀行との問題でタピ氏を裁判所の採決を避けるようにラガルド経済相が手を回したという容疑事件。

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(参考記事)

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