カメルーンで2月19に日誘拐された3人の大人と4人の子供のタンギ・ムーラン・フルニエ(Moulin-Fournier)氏一家の解放がなされた。カメルーン政府のスポークスマンのイッサ・チオマ・バカリ大臣が19日に発表した。「私はムーラン・フルニエ氏一家の解放を確認する。すべてカメルーン政府に引き渡された」と同大臣の声を朝9時00の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)は解放の宣言を報道した。リベラション紙は仏大統領もこれを確認しているという。
フランス通信(AFP)によるとカメルーン政府はフルニエ一家は皆元気であるといっている。フルニエ一家の解放はナイジェリアとカメルーンとフランスの各政府の密接な協力で秘密裏に準備されたものだという。ロラン・ファビウス仏外相によると解放は昨夜に行われたという。
「解放は交渉の結果ということなのか」とのRFIのジャーナリストのジャンピエール・モンザ氏の電話での質問に答えた同大臣は、「3カ国による秘密での信頼ある約束の上に努力が払われてこの解放を獲得できたのだ」と言っている。
「解放は交渉の結果ということなのか」とのRFIのジャーナリストのジャンピエール・モンザ氏の電話での質問に答えた同大臣は、「3カ国による秘密での信頼ある約束の上に努力が払われてこの解放を獲得できたのだ」と言っている。
2月19日にカメルーン北部のバザ国立公園のダバンガ(Dabanga)で叔父のタンギ・フルニエ氏と4人の子供たちの乗る四駆が武装集団に止められた。その後アンブルベでモーターバイクと車が乗り捨てられているのが発見された。家族は隣国のナイジェリアに運ばれた。2009年からキリスト教徒の国家に反対する聖戦主義者のイスラム主義武装蜂起集団ボコ・ハラム(Boko Haram)に嫌疑がかけられた。同組織はナイジェリア連合国家主義の国家的なシンボルであった。
誘拐後に2回の録画が一般公開されている。
2月25日のビデオには捕虜にされている家族の周囲を武器を持った誘拐犯人が取り巻いているイメージである。
2月18日には「我々は辛い毎日を送っている。病気になりかけている。長くは持たない」とのタンギ・ムーラン・フルニエ氏の救援を求める声が入っているビデオが報道された。
オランド仏大統領はできるだけのことはすると約束し、身代金の支払いはないと宣言していた。
【参考記事】
http://tempsreel.nouvelobs.com/monde/20130419.OBS6323/la-famille-francaise-enlevee-au-cameroun-aurait-ete-liberee.html
4月 19, 2013
カメルーン仏人家族誘拐の解放は「人質交換・身代金・軍事介入か」
http://tempsreel.nouvelobs.com/monde/20130419.OBS6323/la-famille-francaise-enlevee-au-cameroun-aurait-ete-liberee.html