6月17日、ドイツのメルケル首相をベルリンに訪問したサルコジ仏大統領はギリシャの借金を新しいプログラムで支援することを明らかにした。その計画内容はギリシャ金融崩壊が欧州全域へ影響していて欧州銀行への返済は不可能だと見たドイツの危険意識の上に協議したもので「オーストリアの発議」を基としたギリシャ新援助計画となったようだ。
「オーストリアの発議」とは、2008年の世界危機の時に欧州銀行の負債返済困難な東ヨーロッパに介入して返済期限を延期するのに民間銀行を同額の利子で負債を買い取ることを自由意志で協力させたものだ。
スイスの金融専門家からは欧州銀行のギリシャなどへの貸付利率は相当高いもであるために、これはもっと早く初期にうちに解決すべきものであったと批判されている。
ギリシャへの金融援助は公共機関はすでに多くの資金を提供しているので民間銀行の介入は自由意志で行われ、それが義務ではないことを明確にメルケル首相は強調している。
ギリシャ政府への主要な債権者である独仏はその返済の見通しの立たないギリシャが社会・経済・政治的危機で国家財産を投売りに踏み切っている最悪状態に連帯しようとするものだが、同時に欧州全体が巻き込まれることを特にドイツは警戒しはじめている。
(参考記事)
http://www.lexpress.fr/actualites/1/politique/france-et-allemagne-affichent-leur-entente-sur-la-dette-grecque_1003358.html?actu=1
http://www.romandie.com/news/n/Zone_euroFrance_et_Allemagne_affichent_leur_accord_sur_la_dette_grecque170620111306.asp
http://www.romandie.com/news/n/Zone_euroFrance_et_Allemagne_affichent_leur_accord_sur_la_dette_grecque170620111306.asp