2011年6月18日土曜日

仏がロシアにミストラル級強襲揚陸艦を売買契約、NATOメンバーで初

6月17日、ロシアとフランスは2隻のミストラル級強襲揚陸艦の売買契約を締結。契約の合計額は11億2000万ユーロ(約1兆320憶円)で、サント・ペテルスブルグの産業展でサインがなされた。ミストラル級強襲揚陸艦(BPC)は全長200メートル排水量は21600トンありヘリコプターや戦車や数百人の兵士を運ぶことができる。北大西洋条約軍事機構(NATO)のメンバーがロシアへ軍事的な武器販売はかってなく米国やバルト海諸国や隣国のグルジアなどからは批判の声がでている。

交渉はロシアの公共事業社ロゾボロネックスポーとフランスの軍艦建造グループ(DCNS)の間で数ヶ月に渡ってなされてきたもので、調印にはロシアのメドベージェフ大統領も出席しフランスののピエール・ルルーシュ海外商務大臣も出席した。

契約ではロシア側が希望するすべてのテクノロジーの伝達がなされることになっているという。この点が交渉の最大の難関であったと明示している。

最終的には4隻の軍艦の契約になる見込みだが2隻はフランスで建造しあとの2隻がロシアで作られるという。

フランスの週刊誌「エックスプレス」によるとロシアはこの経済展では中国と天然ガス契約を来年結ぶ計画も発表しているという。


(参考記事)

La France parvient à vendre son Mistral à la Russie - LExpansion.com