2011年7月7日木曜日

メイドの「信憑性失墜」狙い、検事がメディアに「情報垂れ流し」、弁護士が書簡で─ストロスカーン事件 

7月6日、ニューヨークのマンハッタン裁判所検事シリュス・ヴァンス氏は、ストロスカーン事件で性的暴力を被ったとして訴えたソフィテルのメイドの弁護士ケネス・トンプソン氏の検事にたいする辞任要求を拒絶した。トンプソン弁護士氏によるとメイドの信憑性の失墜を狙った検事事務所がメイドの情報を裁判前にメディアに垂れ流した責任者だとしている。これはストロスカーンを調べる立場を損なうものでより重大なことではないかとニューヨークのマンハッタン検事に宛てた書簡でいっている。(JST 11/07/07 /13:35)

ユーチューブ(YouTube)に掲載されたBFMテレビによると、7月6日にマンハッタン裁判所検事シリュス・ヴァンス氏とストロスカーン氏の2人の弁護士ベンヤミン・フラフマン師とウイリアム・タイラー師が裁判所で会見したあとで、ストロスカーン氏と弁護士は今後も続けてメイドの発言の信憑性を失墜させる方向で攻撃してゆくのではと、米国から報道された。

ニューヨーク市民は公正で偏見のない検事を持つ権利がありそれは検事事務所と同じように尊重されるべき重要なことであると、ニューヨークのマンハッタン検事に宛てた書簡でトンプソン弁護士はいっていると、7月6日にフランス通信(AFP)によって確認された。

マンハッタン検事はトンプソン弁護士の書簡の内容を根本的に否定していて、検事局スポークスマンのエラン・M・ドゥガン氏は、トンプソン弁護士が検事は辞退すべきだという示唆はまったく根拠に欠けたものだと発表した

トンプソン弁護士は書簡の中で、検事局の責任者がストロスカーン氏の弁護士と結婚するからではないかといっている。