2011年11月6日日曜日

仏のカールトン・ホテル、売春業事件は警察幹部や公共建設会社も関連

フランス北部の大都市リールの高級ホテル・カールトンで警察最高幹部による売春が問題になっていたが、10月14日に同社の子会社幹部の一人ダビッド・ロッケ氏が売春業の重大疑惑で検査を受けた。ロッケ氏は、売春婦のパーティーへの参加のための飛行機や列車、ホテル、食事などの経費などをすべてイファージュ(Eiffage)が出していたことを認めている。同紙の弁護士であるエリック・デュポン・モレチィ氏も金の支払いを会社は了承していたはずだといっている。


この支払いの中で、売春婦のパーティーに警察幹部のジャン・クリストフ・ラガルド氏とフランス北東部ラン地方の企業家ファブリス・パスゾウスキィ氏、及びロッケ氏がドミニク・ストロスカーン氏と参加したと見られている。ロッケ氏によると請求書にはDSK(ドミニク・ストロスカーン)仕様と裏に書いたといっている。ストロスカーン氏はこの事件とのかかわりを否定している。

イファージュ(Eiffage)社は、フランスのバンシィやブイグに次ぐ第三位の公共建設事業の会社で、その後イファージュ社は社会財の不当使用でロッケ氏を訴えているという情報もある。事件は有名な警察幹部の関与事件から新たな展開をみせて来ている。

フランス通信(AFP)などメディアがイファージュ社にコンタクトしたが今のところは何の明確な回答もだされてないという。