2012年3月19日月曜日

ロワイヤル発言 サルコジの恐怖は大統領特権を失い裁判で問われるため

18日に前の大統領選挙候補者であったセゴレーヌ・ロワイヤルはサルコジが大統領特権保護を失うことで5年間の汚職で塗られた罪が国民から問われることになり、それを恐れているのだとフランス第5チャンネルに出演して宣言した。これは以前に国民運動連合(UMP)の議員がサルコジが大統領選挙で負けたら我々は総て終わりだと発言していたことに呼応する。セゴレーヌはサルコジは自分の汚職の罪を裁判で問われないためにも大統領特権を維持する必要があるのだといっている。左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙fr.が報道している。


サルコジが大統領でなくなったならば裁判所は調査ができるとしている。2002年5月8日のカラチ殺害テロ事件での(違法)コミッションがバラデュー派への還流コミッション疑惑。当時のカラチ契約時ではサルコジは財務大臣でバラデューの大統領選挙スポークスマンであった。

カダフィ大佐の息子が暴露したところでは、2007年のサルコジ大統領の選挙政治資金援助をカダフィ大佐がしているという。サルコジが空爆をしたリビアのカダフィ大佐から金をもらっているというのである。

ブルト前財務大臣が仏化粧品会社のオレアル社長ベッタンクールからサルコジ2007年の大統領選挙への現金を受けていたとする疑惑事件などがあって、サルコジはどうしても大統領選挙で勝って大統領特権で保護されなければならないのである。

セゴレーヌ・ロワイヤルは冷静にサルコジを観察している。「彼は落ち着きがない。攻撃的になっている」、恐怖によってそのために「態度が異常に興奮している」のだと専門家の見解を伝えている。