14日夜のフランス国営放送テレビA2では牛肉を装って馬肉を混入させていた食品は、原材料生産地のルーマニアが問題なのではなくて、フランス国内の製造業者が誤魔化していたことを明かして報道した。食品生産では世界的に有名なフランスだけにイメージダウンとなる大変な事件となっている。
フランスはフランス特産物大臣を新設したのだからこの点でも模範を示す必要がある。食品に異物が混在させて安く仕込み高く売るわけだが、これには底上げなども同じ違法表示の誤魔化し方で消費者を欺くものだ。
フランスの地方特産物なども信用が揺らぐ可能性がでている。食品の表示と内容が一致しなかったり偽った内容物が使用されているケースが少なくないからで、今後の検査が広く行われると予想される。
厳しく取り締まる必要があることはいうまでもないが同様な詐欺行為は他にもあることを忘れてはならない。ルーマニアの馬肉にはトラッサビリテを守っていたが、フランスではそれは言葉だけで、問題は満足することのない欲の深いずるい商人が多かったということである。