2014年5月5日月曜日

ウルグアイで世界初のカナビス販売許可法が実施へ


ウルグアイ政府で世界初のカナビス販売を合法化した法律が5月3日から実施される。カナビスの利用者は一週間に10グラムの範囲で薬局で買うことができる。値段は1グラム1ドルで、あくまでも個人的な利用の範囲として許される。今年その任期が切れるジョゼ・ミュジカ大統領(70歳)は、反対があるのを承知で今回のカナビスの自由化法案を提出した。このことによりカナビス市場と生産と価格の統制ができると考えれらている。2013年10月の決議以降、適応条項の法制化が明後日に発表されて実施される。

このことにより麻薬患者の管理と麻薬犯罪の取り締まりが容易になるという評価もある。

同国のカナビス利用者330万人のウルグアイでは最終的に消費量は年間18トンから22トンで、これを生産する面積は10ヘクタールほどもあれば十分だという。しかしカナビスの自由化で今後は消費者が増える可能性も考えられるという。最近のウルグアイでのカナビス利用者は増加の傾向にあり人口の約20万人

現政府に反対する党が政権に就いた時に、アナビス使用者は容易に職を失う可能性があるとして今から心配する者もある。しかしカナビスの自由化で犯罪の意識から解放されたことを喜ぶ者もいる。

基本的にはカナビスは薬局で買うが場合によっては個人的な消費であれば家庭での栽培も許可される。これに対する批判としては、ウルグアイ政府がカナビスの生産を管理できるのかどうかその統制力が疑問視されている。

【参考記事】
http://www.huffpostmaghreb.com/2014/05/03/uruguay-cannabis_n_5259534.html?utm_hp_ref=mostpopular

L'Uruguay légalise le cannabis

http://www.franceinfo.fr/monde/l-uruguay-legalise-le-cannabis-1406891-2014-05-04