しかし、9日からは再び同じポート・ド・シャペル通りとネイ大通り沿道に、アフガニスタン人やスーダン人ら250人の難民が集まってきている。この近くにパリ市が昨年11月に開設した難民受け入れセンターがある為に、「難民」は少しでも住んでいて知っている人がいる場所に来たがっていて、僅かな希望を頼って集まってきているのだと人権擁護団体や支援のメンバーは見ている。
毎日、200人程が集まって来ていて月末前に再度1000人を超えるという。パリ市は既に2カ月前の5月9日にも1600人を退去させていて、この2年間でこのような強制退去は34回目を数えることになったと言っている。
今年1月からでは既に地中海を渡ってリビアなどから出航してヨーロッパに来た「難民」はイタリアだけで8万5千人でギリシャ9300人、スペイン6500人ですでに10万人以上を数えていて、地中海で2247人が死亡や失踪していると国際難民組織(国際移住機関OIM)が7月4日に発表していた。イタリアは受け入れパンク状態でヨーロッパに救援の助けを求めた。国境を封鎖するオーストリアや追い返すフランスの市長などに批判の声が上がっていた。
【参考記事】
http://www.liberation.fr/france/2017/07/07/evacuation-du-camp-de-la-chapelle-ou-doit-on-aller-exactement_15824
http://www.ouest-france.fr/40monde/migrants/migrants-paris-le-campement-evacue-vendredi-commence-se-reformer-5126521
http://www.cnewsmatin.fr/france/2017-07-07/2771-migrants-evacues-des-campements-dans-le-nord-de-paris-759547
http://www.cnewsmatin.fr/france/2017-07-06/hidalgo-souhaite-une-loi-pour-laccueil-et-lintegration-des-migrants-759530
http://www.cnewsmatin.fr/monde/2017-07-04/plus-de-100000-migrants-ont-traverse-la-mediterranee-depuis-janvier-759307