2014年6月23日月曜日

フランスの2300年前の石器時代のショベ洞窟がユネスコの世界遺産目録入り決定

6月22日ユネスコの世界遺産委員会はフランスの2300年前のショベ洞窟を世界遺産の目録に入れることが発表された。ショベ洞窟は南仏のオラジュの町から北へ約30キロの地点にある。洞窟には熊やサイ、ライオン、ヒョウ、野牛などの14種類の動物で 435の絵が描かれている。その中の最も古いものは36000年前のものだという。洞窟の絵は7000年にわたり人々が往来して描いたものである。

一般の訪問はコピーした「ポン・ダークの洞窟」(Caverne du Pont-d'Arc)と呼ばれる場所で見ることができる。この工事はもうすぐ終了し2015年春に開館する予定だ。全長800メートル、高さ18メートルを誇る巨大なもので現存する旧石器時代初期の洞窟で、芸術的、考古学的遺跡としても他のものと比べて保存状況も素晴らしく当時の文化的宗教的な行事に頻繁に使用されたと見られている。

洞窟は1994年12月18日の崖崩れで3人の地下探検者によって発見され、その中心者のジャン・マリ・ショベ氏の名前がつけられた。

この洞窟の絵を前にした人たちは深い感動に押し流されて全員が涙を子供のように流していたといっている。 これを現代の言葉に訳すと我々が常に考えてきた人間に事実ということになるという。