ビグマリオン事件をいち早く暴露報道してきたリベラション紙は6月23日に、サルコジの大統領選挙運動講演会場を担当していたビ
グマリオン(Bygmalion)の子会社エヴァン・アンド・シー(Event &
Cie)の民議会連合(UMP)への請求額は2100万ユーロ(約31億5千万円)であったが、税金申告は410万ユーロ(約6億1千500万円)分だけ
しかなされなかった。残りの1800万ユーロ(約27億円)が税金逃れになっていてその行方が不明になっていると報道した。2012年4月15日のパリのコンコルド広場での集会設営費を一例にすると、そこでは179389ユーロ(約2700万円)がビグマリオン社の公式申告額だが、実際には、ビグマリオンは180万ユーロ(約2億7千万円)を国民議会連合(UMP)に請求し、10倍の金額を支払わせていると説明している。
2012年のサルコジの大統領選挙運動では国民議会連合(UMP)はフランス各地で44回の講演を開催したことになっている。そこでの架空の講演会場設営費も含めた水増し請求書が問題になっている。二重帳簿申告をおこなっていたことでコッペ国民運動連合(UMP)議長は辞任したが、差額の所在と責任者の指令系統がもっか追求されている。
2012年のサルコジの大統領選挙運動では国民議会連合(UMP)はフランス各地で44回の講演を開催したことになっている。そこでの架空の講演会場設営費も含めた水増し請求書が問題になっている。二重帳簿申告をおこなっていたことでコッペ国民運動連合(UMP)議長は辞任したが、差額の所在と責任者の指令系統がもっか追求されている。
ビグマリオン(Bygmalion)事件だが、2012年のサルコジの大統領選挙運動の副責任者でUMP事務総長であったジェローム・ラヴリヨウ( Lavrilleux)氏による5月26日のBFMテレビでの内部告発、もしくはビグマリオン社の弁護士パトリック・メゾヌーブの証言、さらにはビグマリオンの創立者でコッペ国民運動連合(UMP)議長の最側近であったバスチアン・ミロ(Bastien Millot)とギイ・アルヴェ(Guy Alvès)の証言などは、可融性な証言ではなかったことが架空請求書(UBS)が暴露されたことで明快になってきたとリベラション紙は意義付けている。