2015年2月28日土曜日

チャルリー・ヘブドの風刺画はなんのためになるのか?新編集長リス氏が自問自答

チャルリー・ヘブドの風刺画はなんのためになるのかと、1月7日のヘブド襲撃事件後に再刊を決意した新刊1月25日号で自問自答しているのは新編集長になったリス(RISS)氏である。襲撃事件追悼号となった1月14日版は800万部が売られた。今回は250万部が発行される。リス氏は所詮デッサンはデッサンに過ぎないと言う。しかし7日にヘブドがイスラム主義者に殺害されて1ヶ月がたち、この問題はヘブド存在の根本的な問いとなっていた。民主主義の闘いには、民衆のデモの「私はチャルリー」という叫びに応えたジャーナリストのデッサンが必要だと考える。それは闘牛場で民衆の歓声に答えてチャルリーは死んだということなのである。


魑魅魍魎や怪物やファシストや軍国主義者、教条的宗教者、独裁者らによる民主主義への圧制弾圧はこの現実の世界にあるわけで、我々と共に戦う新聞が民衆には必要なのである。そのことをリス編集長は言っているのである。さて日本にどれだけのジャーナリストがそして新聞社が命を賭けて民主主義を擁護しようとしているのかは私は知らない。ヘブドを口に加えたポチは可愛い。