2015年10月27日火曜日

フランスは認めたがらず 世界保健機関(WHO)が赤身の肉やハム類を発癌性物質に認定

10月26日、リヨンにある世界保健機関(WHO)は赤身の牛、馬、羊、豚肉などや、それを化工したハム類を発癌性物質として認定した。この認定はフランスの食肉産業に強打となった。そのせいか、フランスのラジオ・テレビは喜んで受け入れてはいないようで、栄養士などを出演させて解説をさせながら、認定の真実を縮小化したり、理解を変更させて報道している。赤身の牛、馬、羊、豚肉などをたくさん生産し多量に消費するフランスでは大変な出来事なのだ。(パリ=飛田正夫 2015/10/27 9:11日本標準時


肉やハムを食べることは単に癌になりやすいと報道したりしている。またこれらの肉よりも癌にかかり易いのはタバコや酒だとして、先ずはこれ等をやめるべきだと順番を示してみせている。

しかし癌になるということは、誰もがタバコを吸ったり酒を飲んだりする人ばかりではないのだし、酒やたばこの順番で、次に食肉をもってきての説明というのはどこかおかしいのである。明快に、これ等の赤みの肉やハム類が発癌性物質として認定されたと言っているテレビ・ラジオは少なかったようだ。

【参考記事】
http://www.lesechos.fr/medias/2015/10/26/1169387_pourquoi-loms-juge-la-charcuterie-cancerogene-web-tete-021431326347.jpg