2016年5月31日火曜日

在仏日本大使館近くのモンソー公園で11人 珍らしい落雷に直撃

オランド仏大統領が日本のG7伊勢志摩サミットを訪問した後で、フランスのパリでは28日午後15時30分頃に、在仏日本大使館に近いパリ第8区のモンソー公園で全員11人が負傷した。その内7、8歳の子供8人が落雷に撃たれた。この事件でラジオは第一報で珍しい事件だと伝えた。が、しばらくしてこのような事件はフランスには年に150から200件もあると同じラジオ番組で報道されている。原因は詳しくわからない為に自然災害になるのが一般的である。しかし自然災害ということは、天が人を見捨てたからだともいえる。この被害者を特に狙ったとは思えないが、天が怒りだし人を罰したとも考えられる。それは安倍晋三首相に招待されたG7の各国首脳が、伊勢志摩サミットで行ってはいけない伊勢神宮を訪問したからであろうか?そのことに関し、三災七難、天変地夭・飢饉疫厲が競い起こる理由を、日蓮大聖人が「立正安国論」で指摘されていることを、前に何度か指摘して書いたことがあるのだが、そのことを私自身も、G7での伊勢志摩でのサミット直後の5月30日のニュースを見聞きして驚いているわけだ。ドイツ南部でも大洪水で、英国でも同様な自然災害が起きている。フランスでは、パリのモンソー公園落雷事件だけでなく、日本人が好きなブルゴーニュ地方のワイン・シャブリが全滅で、ピンポン玉ほどの雹が急激に降ったことで、ブドウの木への被害は甚大で、生産が戻るのは2、3年ほど後になるという。この三災七難、天変地夭・飢饉疫厲の来襲が、G7伊勢志摩サミット参加国にたび重なれば、その因果に一つの説明を加える事になるという事だろう。

この公園には古い大樹が沢山あって、そこに逃げ込む人に落雷した珍しい事件だということか。モンソー公園というのはパリの中心街にあり凱旋門とモンマルトルを結ぶ間の高級住宅街にあり、隣接してインターナショナルスクールがあって、生徒がこの公園を運動場がわりにしていて散歩に連れ出されている。従って凄い数の生徒をこの公園で見るわけだ。この日は土曜日なので近所に住む子供9人と大人2人が誕生日の「おやつ会」を催していたのだという。周囲には散策する多くの人がいたという。6人が緊急で環状線沿いにある子供専門のネッケ―病院に運びこまれた。その内の4人の子供が瀕死状態であった。通りかかった私服の消防隊員が人口呼吸を施して1人は助かったという。30日午後には6人が退院し、5人が入院したままで内1人の子供は意識が無い状態だ。

28日のパリの天気は豪雨が予想されていたが、それ以上の警戒は無かったという。このことでパリ市長の責任を指摘する上院議員もいる。落雷はしばしば孤立した人に落ちることがあるが、集団全体にも落ちることがわかったと言っている。フランスのテレビ・ラジオは落雷を避ける簡単な方法を説明している。どうして雷がこの子供たちに落ちたのかの説明は、勿論のことあるわけがないのである。


落雷を避けるには、野外にいる場合には、雷は高い所に落ちやすいので山の上や高い木や山頂を避ける。平原やサッカー場などにはいない方が良い。木の下に駐車したり隠れたりしてはならない。金属物を持たない。公衆電話ボックスの中とか傘の下に入らない。道路の場合には、自転車やバイクやトラクターは止める。しかし自動車は落雷の危険がないが、速度を落とした方がよい。

最良の落雷対策は雷が鳴ったら家の中にいることだが、注意は必要で窓を閉めるのは、隙間から人体などの伝導体を狙って雷が入り込むからだという。水道の栓などを触らないこと。緊急以外は、インターネットと電話にさわらないこと。シャワーや風呂に入らない事。電気器具は切っておく。テレビやケーブル・アンテナなどの使用法を確認しておくこと。

落雷を受けたら、緊急の15や18へ連絡する。携帯の場合には112番。犠牲者が意識のある場合には横に安全に寝かせる。呼吸してない場合には人口呼吸の処置をする。
雷は主に人体の高い所の頭や肩や手に落ちて、伝導体としてより伝わりやすい筋肉や神経や骨や油を通り道にして足から抜ける。

【参考記事】
http://www.francetvinfo.fr/sante/environnement-et-sante/victimes-de-la-foudre-au-parc-monceau-le-bilan-provisoire_1475263.html
http://lci.tf1.fr/france/faits-divers/foudre-au-parc-monceau-5-personnes-toujours-hospitalisees-ce-8746771.html
http://www.allodocteurs.fr/bien-etre-psycho/environnement-et-sante/comment-ne-pas-s-attirer-la-foudre_1135.html