パリマッチなど一部のフランスのメディアでも手錠姿のストロスカーン氏の写真が掲載された。こういうメディアの違法行為に十分な留意をもって写真掲載を行うように5月18日になってからやっとフランスの視聴覚高等審議会CSAがメディアに警報を発した。一部の写真掲載をしたメディアではもうすんだことだし、隠すわけにもいかないなどと譲らない主張が見られる。
ドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事の性的暴行は容疑者としてニューヨーク警察に逮捕されて手錠を後ろ手につけられて引き回された。が、まだ裁判5月20日以降であって、始まってなく判決は勿論のことまだでていない。
そういう容疑者の段階での人間の尊厳に触れる写真のメディア掲載をアメリカなどでは取り締まってないようだ。が、フランスでは2000年6月13日のエリザベス・ギグー元法務大臣(PS社会党)が成立させたギグー法で厳しく禁止されている。もしストロスカーン氏に訴えられればこれらのメディアは有罪が成立する。
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May 15, 2011
(参考記事)
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