2011年5月20日金曜日

保釈審議が急遽繰り上げ ストロスカーン氏は釈放か?

5月19日、現在、国際通貨基金(IMF)前専務理事のドミニク・ストロスカーン氏は仮保釈を要求している。マンハッタンにあるコロンビア大学近くの娘さんのアパートで24時間電子ブレスレットをつけるという条件で保釈が要求されている。ストロスカーン氏の弁護士はIMF前専務理事が解放されるのに十分な金額額だと見られる100万ドルの保釈金を支払う提案をした。

ストロスカーン氏は外国への引渡し手続きを取らないことを裁判所で宣言している。この明日20日に予定されていた判事がいない検事が中心になっての保釈決定を決める審議を19日に繰り上げて行うことに急遽決まった。

検事側の主張が受け入れられた場合には正式に逮捕され裁判となる。アメリカの裁判ではこの時点から両者が平等の立場で戦うことになる。裁判の可能性が強いといわれていてストロスカーン氏は自分の無実を晴らしたいと全力を上げて戦う考えだ。

ストロスカーン氏は既にパスポートは米裁判所に提出している。国連旅券も返却していてアメリカ国外へ出ることは裁判が終了するまで不可能なことが証明されている。

5月18日ストロスカーン氏は自分の無実を全力で晴らすために時間が必要だとして、また、国際通貨基金(IMF)の安全のためを考えて専務理事の役職を辞任していた。5月19日朝、仮釈放の決議を受けるために刑務所敷地内にある法廷に出頭することになったと警察のスポークスマンフォルター・グロワック氏は話している。

ストロスカーン氏は宿泊先のニューヨークのマンハッタンにあるソフィテルホテルの清掃従業員への性的暴力容疑で14日に告訴され逮捕後3日間の刑務所拘置を受けていた。