2011年5月20日金曜日

ストロスカーン氏の新証人 ニューヨークホテル疑惑裁判へ向かって

被害者だとされるナフィサトー・ディアロさんがニューヨークのソフィテルホテル№2805-6号室の前に立った時にはストロスカーン氏の部屋は半開きになっていた。ルームサービス係りとおぼしき従業員が部屋は空だから清掃ができるといって立ち去ったとのソフィテル側の証言がある。それで被害者と目される清掃係の女性が部屋にパスを使わずに入ったという。19日、ストロスカーン氏は正式に国際通貨基金(IMF)専務理事を辞任した。ストロスカーン氏は性的暴力の犯行疑惑を受けたことで自分の無実を訴えて全力で裁判を戦うことを考えているからだ。

ディアロさんはパスを使用しなかったのでホテルの自動電子記憶装置に部屋を開けたことが記録されてなかった。そのために部屋に清掃に来た正確な時間がわかってない。ディアロさんに関してはこれまでまじめで良い人だとの近所の評判が伝えられていたがディアロさんは数ヶ月前にニューヨークに移ってきていたので本当のことは誰もわかってなかったと伝えられている。

このソフィテルにはロビー、1階と2階、会議室にしか監視テレビはなかった。

ストロスカーン氏の犯行があったとされる時間帯は正確にはわからないが、ホテルをチックアウトした時間は12時00頃ということで、12時28分にホテルを出て12時30分にはストロスカーン氏はタクシーで娘さんとの昼職の約束で急いでいたことになっている。

ホテルが警察に連絡をしたのは13時32分となっていて、いったいこの1時間の間の間隙はどういうことなのか?という疑問がある。

一つは女性はショックでホテル側への連絡が遅れたのだろうか?それともホテルは手心を加えたとでもいうのだろうか?と疑問がのこった。

これまでディアロさんの兄だといわれてディアロさんはストロスカーン氏だと知らなかったと証言していたが、後でこの兄がテレビをみて国際通貨基金(IMF)の専務理事のストロスカーン氏だと彼女におしえたのだという。しかしこの兄だといわれてメディアを騒がせてきたのは嘘でディアロさんの友達だということが現在わかった。


(参考記事)

Nouveau témoin dans l'affaire DSK - lesoir.be: "prévenir tout de suite la direction,"