2017年9月21日木曜日

国連総会で マクロンはトロンプに総て反対 特に「北朝鮮壊滅」の軍事解決に反対

(パリ=飛田正夫)9月19日のニューヨークの国連総会でトランプ米大統領が演説をした。2番目にマクロン仏大統領が話をして、「環境問題」、「北朝鮮問題」、「イランの核問題」、「移民問題」、「一方的押し付け-多国間交渉」などの紛争解決策で、総ての面でトロンプと対立し全く異なるアンチ・トランプの演説をした。トランプはこの全世界の代表やジャーナリストの集まった国連総会で、「北朝鮮を壊滅させる」とショッキングな脅迫演説をしたからだ。これほどまでに緊迫した国連総会は珍しく冷戦後以来ではないかと言われている。米国は紛争解決では世界最強の力に任せて、弱小国への一方的な押しつけが当然視されて尊厳ある「多国間交渉」の可能性が忘れられているとして、マクロンは「多国間交渉」を強く主張した。それがより良い尊厳ある解決を生むと発言して紛争解決の「一方的押し付け」、特にその軍事的解決に強く反対している。フランスだけでなく米国のメディアの論調もほぼ同様でクーリエ・インターナショナルなどがそれを伝えている。(日本時間;‎‎‎21/‎09/‎2017-11:17)

トロンプのポピュリズムに対してマクロンのヒューマニズムというこの二人の主張の世界観の違いが、西欧世界の存在危機への二つの政治的解答として体現されているのではないかという見方もある。マクロンの演説はかってビルパン仏首相が2003年の国連安保理で米国のイラク戦争に反対し「ノン」と宣言し一歩も譲歩しなかった勇姿が思い起こされる。マクロンにはこのフランスの人権擁護の伝統が感じられるもので、会場から拍手のある場面が多かった。両者とも大統領だがその人間性や性格は表層的には幾分かは似ていたとしても、根本的には全く異なっているようだ。(パリ時間;‎‎‎21/‎09/‎2017-04:17)


【参考記事】
http://www.courrierinternational.com/article/vu-des-etats-unis-macron-lonu-le-contraire-absolu-de-trump
http://www.lemonde.fr/international/article/2017/09/19/a-la-tribune-de-l-onu-emmanuel-macron-se-pose-en-anti-trump_5188032_3210.html
http://plus.lesoir.be/115019/article/2017-09-19/lonu-emmanuel-macron-fait-de-lanti-trump
http://www.bfmtv.com/mediaplayer/video/l-edito-de-christophe-barbier-macron-l-anti-trump-982727.html
https://www.google.fr/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=5&ved=0ahUKEwjYnbW5-rTWAhWkD8AKHcq7A_4QFgg-MAQ&url=http%3A%2F%2Fwww.europe1.fr%2Femissions%2Fledito-politique-dyves-threard%2Fmacron-lanti-trump-2901635&usg=AFQjCNHTDVTp_0JJMquVL8LEv5Wa_YUuTg
https://www.google.fr/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=10&ved=0ahUKEwjYnbW5-rTWAhWkD8AKHcq7A_4QFghZMAk&url=http%3A%2F%2Fwww.liberation.fr%2Fplanete%2F2017%2F05%2F30%2Fmacron-adoube-par-les-anti-trump_1573430&usg=AFQjCNF5O1XDKK1Ce5Rl6af0NIZfnS2BHg