2011年2月13日日曜日

仏インターネット新聞メディアパー(Mediapart)がウィキリークスのパートナーに参入

2月12日(土)の仏のインターネット新聞メディアパー(Mediapart)は、内部告発サイトの「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ氏と同社のエドウィー・プレネル会長、フランソワ・ボネ編集長が会見してウィキリークスのパートナーになったと発表した。ウィキリークスは米国外交機密文書(総計25万1287件)の発表を世界の代表的な大手新聞社5社、英国ガーディアン紙、ドイツのシュピーゲル紙、スペインのエル・パイス紙、米国ニューヨーク・タイムズ紙、フランスのルモンド紙に発表を提供していた。
インターネット新聞メディアパーのフランソワ・ボネ編集長。メディア・パー社で(写真撮影/筆者)

昨年末には、ノルウェーの保守系日刊紙アフテンポステン紙のエリック編集長がフランスのインターネット新聞の「リュ89」に語った話しでは、ウィキリークスの米公電文書を許可なしに2010年12月17日に入手したと語っている。これにはアサンジ氏も特に何もいわないはずだとエリック編集長は見ている。

すでにアフテンポステン紙はその掲載が始まっていてルモンド紙が発表してない「フランスは世界の産業スパイのチャンピオンになったのか?」という記事を掲載して話題になっていた。

今後はメディア・パー社がルモンド紙と競争で真実の報道をしてくれることを期待したい。

インターネット新聞メディア・パーはインターネット新聞の「リュ89」とならぶフランスの代表的存在でネット新聞の新しい経済モデルをそれぞれ有料、無料で追求してきている。メディア・パーのプレネル会長は元ルモンド紙の編集長をつとめた人。テレビにもよく出る左派の論客だが最近のフランスのテレビではデバ(政治討論会)が削減されていて出番が閉ざされている。