2011年5月20日金曜日

アルジャジーラの女性ジャーナリストが無許可でシリア侵入 イラクで釈放後に「シリア収容所の悲惨」を証言 

5月19日、中東カターの衛星テレビ局アルジャジーラのジャーナリストであるドロティ・パルベズさんは無許可で4月29日にシリアへ侵入した。捉えられて2晩をシリアで過ごし、その後イランへ移送されて18日になってイランのドーハ地方で釈放され夜のアルジャジーラ放送で証言した。

シリアの収容所は100人ほどがいるところだが、そこでは残酷な拷問の音を聞いたと語っている。夜昼いつの時間帯でも泣き喚く人間の叫び声が聞こえていて、それは終わることがなかったといっている。彼女は耳を覆いたくなると語った。

捉えられて10日ほどになるという未青年の女性といっしょの官舎に私はいれられた。両親に逢えないといって彼女はヒステリックになっていた。彼女は道で逮捕されて小さな汚い部屋に以前は入れられていたと語った。

彼女の父親フレッド・パルベズ氏はカナダのバンクーバーに住んでいた。彼女は電話でイランでの収容所生活ではみんな親切だったとカナダのCBCテレビで話している。

シリアのバッシャール・アサド大統領体制に抗議する市民のデモですでにNGO非政府組織の人権擁護団体や国連(ONU)などによると800人以上が殺害されており逮捕者は少なくとも8000人を数えているといわれている。

(参考記事)
Syrie: la journaliste d'Al-Jazira témoin de tortures en prison - Libération