フランソワ・オランド仏社会党前書記長は2012年の大統領選挙の社会党(PS)予選候補者で6月14日フランス東北部のアルデン地方を訪問し、藁に火がつくような口先だけの、公約でよいのかとサルコジ大統領を批判した。このアルデン地方でサルコジは2007年の大統領選挙を前に貧しい労働者の味方だとのアピールを全国に放って多くの約束をして見せたそのシンボルとなった地方であったが、5年後にフランス人の多くが失望させられたと厳しく批判した。
6月11日、ジャック・シラク前大統領はオランド氏が地方審議会議長をしているコレーズ地方を訪れている。その時に、「次はこの人です」とオランド氏をゆび指して3回も同じ言葉を放ったことは多くのフランス人の話題になっていた。
オランドはサルコジに前回投票した人は、後悔して、毎晩背中に鞭を打っている人もいるかもしれないし、忘れてしまった人もいるかもしれないがと話した。
「(シラクと同じく)冗談でもいいからみなさんの考えをいいに来てください」と懐の広さを見せている。オランド氏の面白い人格の一面がでている。
BFMテレビでは、約束を果せないサルコジ大統領をノーマルだがリアリストの対抗候補者が宣言しているといっている。
「(シラクと同じく)冗談でもいいからみなさんの考えをいいに来てください」と懐の広さを見せている。オランド氏の面白い人格の一面がでている。
BFMテレビでは、約束を果せないサルコジ大統領をノーマルだがリアリストの対抗候補者が宣言しているといっている。
しかし15日朝のラジオフランス・アンフォ(France Info)では大統領選挙の候補選びはコインの表裏の選択ではなくて、どこにでもいるような挑戦のない候補は今のフランスにとって困るのではないかとオランド氏を暗に揶揄するような報道があった。これに対し司会者のラファエル・ドゥシェマンさんは特に何もいわなかった。
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