2013年2月11日月曜日

神が決めたローマ法王ベネディクト16世の辞任 急遽の発表にバチカンも驚き

ローマ法王ベネディクト16世(ブノワ16世)の辞任が突然に11日に発表された。この急遽の発表にバチカンもキリスト教徒も驚いている。通常ならばバチカン内部に事前に噂が流れるが今回はちがっていた。11日の昼のフランス国営放送テレビA2に出演したキリスト教の専門家は、「彼の上には神しかいないので神がきめたと考えられる」と話した。司教杖を床に落としてしまったベネディクト16世が語った、「たいへんだ、疲れているのかもしれない」などと最近の事例を上げて、もうすぐ4月16日で86歳を迎える法王が健康がすぐれてなく大変に疲れていたことをテレビは指摘してみせている。ローマ法王ベネディクト16世辞任の表向きの理由は年齢だということらしい。

辞任式は4月28日。その日を選んだ理由は特に発表されてない。教皇の辞任は非常に稀であってバチカンでも今まで何も知らなかったと驚いている。

オランド仏大統領は法王ベネディクト16世の辞任に関し、「特にコメントはないが、共和国はこの決定にはその意思を尊重したい」と述べている。

オランド仏大統領政権が進めるホモの結婚承認法案でフランスのキリスト教世界は大混乱している。

2日前に議会での最高記録となった長時間の討論が終わり同法案は今週末に投票されることになった。その後で上院で再度論議されることになっている。現在キリスト教徒が中心になってホモの結婚に反対する署名運動が行われていて、これで議会決議の進行を遅らせようとする計画がある。

バチカンは今のところ、特にコメントを出してない。急なブロノワ16世の発表に驚いている状態だとローマから報道された。

ベネディクト16世の辞任に関して市民の反応を追ったテレビA2は、「残念だ」「不思議だ」「ミステールだ」「新しい社会で、これが原因なのでは」「責任感を感じたので、使命は終わったということだ」「勇気があった」など様々な意見を伝えている。