25日、スロバキア中央部のバンスカー・ビストリツァ(Banska Bytrisca)地方政府議会選挙でナチズムの復興を唱える超極右派系活動家グループのリーダーであるマリアン・コトレバ氏(36歳)が55.5%を獲得して対抗候補の社会民主党44.5%を破って当選した。同氏は元教師だ。コトレバ氏は少数民族の社会福祉擁護の廃止を宣言している。ネオナチ勝利の選挙結果には深刻なものがある。2008年にはスロバキア政府は、同グループは寛容がなく人種的差別や宗教的政治的怨念を引き起こす原因になるとして解散させようとした。同グループは黒い制服を着て歌を歌う。コトレバ氏は1939年から1945年の大二次世界大戦中のナチス統治時代のスロバキアのファシズム軍隊組織(Hinkava garda )との連携を提唱している。25日夜のフランス国営放送テレビA2でも報道された。
バンスカー・ビストリツァ地方には4年前にはすでに同組織が存在していたが10%の得票率しかなかった。その後に「我らのスロバキア党」(Notre Slovaquie)の新党を打ち上げた。
スロバキアはハンガリーやルーマニアに接していてロマ人の多いところだ。ロマ人を寄生虫扱いして25%にも躍進した。これはフランスの極右派の国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペンやサルコジ前大統領が経済危機を前に行なった移民やロマ人排斥での欧州政治の右傾化と相似するものがある。
スロバキアはハンガリーやルーマニアに接していてロマ人の多いところだ。ロマ人を寄生虫扱いして25%にも躍進した。これはフランスの極右派の国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペンやサルコジ前大統領が経済危機を前に行なった移民やロマ人排斥での欧州政治の右傾化と相似するものがある。
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