2014年11月1日土曜日

ブルキナファソ 軍事クーデターではない 民主選挙への暫定政権に期待

27年間の統治後にブルキナファソのブレーズ・コンパオレ大統領は大統領任期の憲法修正案をだして、これが市民からの激しい批判を呼んだ。大統領退陣要求の抗議デモが起こり、コンパオレ大統領は30日に公式に辞任を表明した。これを専門家は市民の爆発による政権改変であって撃ち合いもあったが死者は少なかった。どさくさ紛れの略奪も多少はあったが、軍もこの民主化への市民の動きを支持したと評価的に見ている。コンパオレが発表したように今後90日以内もしくはもう少しかかるかもしれないが、民主選挙までの暫定政権を軍隊が保障することになる。この決定をフランソワ・オランド仏大統領は歓迎し期待する賛辞を表明している。これは西アフリカ諸国経済組織や国際共同体機関に対しても伝えられた。しかし軍内部での意見の分裂が危惧されている。

今後の問題はブルキナファソは周辺のアフリカ諸国と比べても国内に反対政党勢力もあり市民は自由な考えをもっていて憲法制度もしっかりとしている。メディアは非常に自由なアフリカ諸国のモデルであるという評価から、よい方向に進むことが考えられるといっている。

【参考記事】

Burkina Faso : le numéro 2 de la garde présidentielle se proclame chef de l'Etat

Le Monde.fr avec AFP |  • Mis à jour le 
http://www.lemonde.fr/afrique/article/2014/11/01/burkina-faso-un-lieutenant-colonel-de-l-armee-dit-avoir-pris-les-commande-du-pays_4516451_3212.html