2014年12月14日日曜日

アレバ社ウラミン事件の司法調査開始 シンガポールのバルカニーの口座に手数料8百万ドルが送金

仏原子力産業のリダーであるアレバは、2007年にカナダのウラミン(UraMin)社を多額の金額で買収した。アレバは国の出資が87%を占めるために公金30億ユーロ(約450億円)を煙にしたことになる事件だ。中央アフリカでのウラン売買で同国のフランソワ・ボジゼ(François Bozizé)大統領とアレバとの仲介役をしたのが、サルコジ前仏大統領の友人でパリ西近郊のルバロワ・ペレ市市長の国民運動連合(UMP)議員パトリック・バルカニー(Patrick Balkany)氏であった。最終的にアレバは中央アフリカに対し5000万ドルを支払った。その10%がバルカニー氏の手数料(800万ドル)となって2009年にベルギー人ジョルジュ・フォレスティ(Georges Forrest)氏からシンガポールの彼の口座に入っていた。(パリ=飛田正夫2014/12/14 15:53日本標準時)   


この事件をサルコジの側近は否定している。もちろん関係者であるアンヌ・ロベルジョンさんとその夫のオリヴィエ・フリック氏もお門違いだと否定している。2011年にアンヌ・ロベルジョン 氏はアレバを退いたがウラミン事件の司法調査は始まったばかりだ。

ウラミンが手がけたナンビアと中央アフリカでのウラン鉱脈に含有量が少なかったために株が大きく下落し、ウラミンは倒産を宣言した。

同大統領はその当時、中央アフリカのウラン鉱脈のウラミン社への売買は国から盗まれたのだといっていた。


【参考記事】
http://www.mediapart.fr/journal/france/131214/uramin-la-diplomatie-parallele-dareva-en-afrique

Uramin : la diplomatie parallèle d'Areva en Afrique

 |  PAR MARTINE ORANGE

Areva et la ténébreuse affaire UraMin

Le Monde-10 déc. 2014Partager


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Télérama.fr-10 déc. 2014