2015年7月19日日曜日

 ギリシャ救済でドイツを独裁者と批判 国際通貨基金IMF元総裁のドミニク・ストラスカンが

7月19日、元国際通貨基金(IMF)総裁のドミニク・ストラスカン(DSK氏はギリシャ救済の合意の条件は、根本的に「毒々しく」「殺意的」のものだと自分には思える。まるで独裁者のようだとドイツを批判した。ヨーロッパの一員として同じ市民的連帯の文化と価値を体現していたのではないか?と、DSKは主張していて、ギリシャへの措置はヨーロッパの未来を信じている者にとって恐ろしいものだといっている。DSKはギリシャの借金の一部を削減すべきことを提唱した。DSKによればヨーロッパはその一つであるギリシャを失うには小さすぎて、それをすれば米国の一撃を受ける危険があると指摘している。(パリ=飛田正夫 2015/07/19 17:54日本標準時 )

ドイツがギリシャを排除する考えというのは、オブセル・バトワール誌の論説主幹などによると、ギリシャのチプラス(Aléxis Tsipras)首相が「ギリシャ急進左派連合」シリザ(SYRIZA)を早く処置しておかないと、ポルトガルやイタリアやスペインの極左派系の反資本主義・社会民主主義などを唱えるポデモ(Podemos)など新しいデモクラシーが生まれることを恐れていたからだとの見解もある。

ギリシャ追放(Grexit)を迫るドイツ財務相などの態度があったが、これは欧州共同体内に引き止めようとするフランスなどの国々とに深い溝を作った。


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http://franettese.blogspot.fr/2015/06/blog-post_14.html

【参考記事】

DSK dénonce le "diktat" allemand dans la gestion de la crise grecque

http://www.franceinfo.fr/actu/politique/article/dsk-denonce-le-diktat-allemand-dans-la-gestion-de-la-crise-grecque-706837