2015年8月7日金曜日

リビア破壊のサルコジは高級ヴァカンス地の地中海で リビア沖での移民・難民の溺死者と遭遇

8月4日頃に、今年の夏休みは地中海にカップ・ネーグルという金持ちの避暑地があり、そしてコルシカ島にヴァカンスでサルコジは行っている。今や「移民の墓場」と呼ばれるようになった地中海だが、シリア国内の戦乱で逃げてきた難民たち600人から700人が、リビアから6月5日に定員を超過した漁船で地中海を渡って欧州共同体へ辿り着こうとしていたが、リビア沿岸のゾウラの北方で遭難した。この夏のスキャンダルはリビア空爆を性急に率先実行させたサルコジは、政変による混乱や戦争で家を失い家族を失った婦女子が多く移民・難民がヨーロッパに生活の糧を求めて渡ってくる地中海、この「移民の墓場」と呼ばれる地中海をヴァカンスに選びました。サルコジによるリビア空爆で国が破壊されインフラも治安も整備されてない政治的不安定で取り締まりの無い所に、「パッスー」と呼ばれる渡し屋が巣食ってアフリカの密航者を集めることになった。今年はアフリカからの地中海難民の溺死者は特に増大している。これを忘れたサルコジ前仏大統領のヴァカンスは全くナンセンスで大スキャンダルであるということです。(パリ=飛田正夫 015/08/07 18:05日本標準時)

コルシカ島への2005年のヴァンサン・ボロレ大富豪によるヨット+ジェット機豪華旅行が大統領に当選したサルコジにプレゼントされシャンゼリゼ大道りの高級レストランフーケツの宴会場から出発したのは余りにも選挙で勝った後はなりふり構わないサルコジの正体を暴露させたスキャンダルな事件であった。

地中海をイタリア側そしてフランス国境へと渡ってくる多くのアフリカの移民・難民を指して、今年5月ごろには無知なジャーナリストたちは、サルコジの移民対策批判を支持して「水道管が破裂」したといって移民の欧州共同体への奔流を形容して騒いでいた。が、リビアからアフリカ移民・難民の密航を可能にさせたのは、つまり水道管に大穴をあけたのはリビア空爆の張本人であるサルコジだったのです。

ここに地中海の光と影の悲劇がある。この両者が今夏に地中海で鼻先をぶっつけあった。昨日8月6日にはサルコジは自分にはヴァカンスはないなどと得意の嘘を急遽持ち出して誤魔化して宣言しているのが、道化のように可笑しなことです。

どんな苦しいことがあっても、不幸に突き落とされた人々ならば、国に戦禍を放たれ、家族を失い、住居を失い食もなく、危険なボートに乗せられて地中海を渡らせられたアフリカ移民の人々は、一日でも生き伸びて見るべきである。それは、同じ地中海で豪華ヨットに乗って高級保養地でヴァカンスで遊んでいる、この道化役者の奈落の結末を見届けなければならない。そうでなければ地中海で死んだ多くの同輩の命は浮かばれないだろう。


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