また同日9日には、フランスのロック歌手の国葬級のパレード追悼がシャンゼリゼ大通を凱旋門からコンコルド広場へとくだり、王宮通りの奥に鎮座するマドレーヌ寺院までジョニー・アリディーの好きだったモーターバイクを連ねて行進することが、一昨日に論議の末に決まったようだ。この歌手の晴れやかさを装ったパレード葬儀は、パリでのETAの政治犯釈放抗の行進デモの存在を、コルシカ島独立選挙の最終投票(12月10日)の前日ということもあって政府がメディア化させたくないということなのかもしれない。これは当然、これまでフランスの政治家が無関心を装ったスペインのカタルーニャ独立の胎動と大きく関係しているのはいうまでもない。
バスク独立運動戦線(ETA)メンバーの政治犯を釈放要求する行進デモの開催は、12月9日11時30分からパリのモンパルナス国鉄駅近くのPlace du 18-Juin-1940年広場から始まる。昼過ぎにはアンヴァリッド廃兵院裏の広場に到着する。パリでは「外街路のデモクラシー」を支持する「フランス不服従党」の党首ジャン・リュック・メランション( Mélenchon)らがこれを迎える。(日本時間 09/12/2017 ;11:08)(仏時間09/12/2017 ;03:08)
【参考記事】
http://www.sudouest.fr/2017/12/08/droits-des-prisonniers-basques-pres-de-10-000-personnes-attendues-samedi-a-paris-4017968-4018.php
http://www.europe1.fr/societe/a-paris-une-manifestation-pour-alerter-sur-le-sort-des-prisonniers-basques-3515339
https://franettese.blogspot.fr/2012/11/blog-post_8372.html
http://www.liberation.fr/france/2017/12/08/a-paris-samedi-les-basques-seront-dans-la-rue_1615311