2014年10月10日金曜日

サルコジ支持はコアンタンス(悪友との付き合い)の象徴 ジュッペ人気急上昇で 仏全体でもUMP支持率上昇

ボルドー市長のアラン・ジュッペ元首相の人気が急上昇していることがヌーヴェル・オブセルヴァトゥアール(Nouvel Observateur )誌のためのLH2の世論調査で明らかになった。サルコジはビグマリオン(Bygmalion)事件で疑惑は増すばかりで国民運動連合(UMP)党員からも嫌われ始めている。ジュッペを支持する者はUMP支持者の47%で、サルコジは35%しかいなくなった。このような傾向は今急激に変わってきたものだ。今後さらにジュッペ支持率が増大するようだ。サルコ支持はコアンタンス(悪い友達との付き合い)の象徴とされるためだ。それを証明するかのようにフランス人全体での支持率が、UMP候補支持率でサルコジトップの時は23%だったが、ジュッペ人気だとフランス人一般にもUMPの人気が5%上がってきて、28%となっていることからわかる。
これまでの調査ではサルコジは 2004年7月の38%が最高で、いまだ40%を超えたことはなかった。ジュッペの上昇率は急激で今後さらに伸びる。清潔感がUMPに必要なことがわかりはじめたようだ。サルコジはこのままだとUMPからは2017年の仏大統領選挙に立候補できなくなるので、UMPの各党がそれぞれ仏大統領選挙候補者を決める党内予選選挙(プリメール)に参加せずに、新党結成か無所属で出る可能性が強くなってきた。調査はインターネットで10月8日9日にフランス人成人1224人を対象に行われた。

【参考記事】

EXCLUSIF. Primaire UMP : Juppé passe devant Sarkozyhttp://tempsreel.nouvelobs.com/politique/20141009.OBS1709/exclusif-primaire-ump-juppe-passe-devant-sarkozy.html